Welcartテーマベスト3 / 2017

少し早いですがWelthemesでの2017年の人気テーマをご紹介します。

やはり基本はシンプル系がトップ3を占めていますが、後半にリリースした「Walden」は非常にご好評いただいています。
「Walden」は基本的にはシンプルと言って良いのですが、minimumのような従来型のシンプルさではなく、近年の主たるトレンドであるワンページ、ロングスクロール、パララックスエフェクトなどを活用した今風のシンプルさが人気です。

第1位 Wanden

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walden01

walden02

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デモサイト: https://demo4.welthemes.com/?themedemo=welcart_walden

テーマ「Walden」の詳細へ

アクセスした瞬間にショップの世界に引き込まれるようなメインビジュアル。
そしてスクロールすると重なりあうようにして商品が表示されていきます。
昨今のウェブデザイン表現では欠かすことができなくなったパララックス表現をシンプルに取り入れたデザインテーマです。
写真が大きな要素となるため、選ぶ写真によってあらゆる雰囲気のあるショップが見違えるほどおしゃれに生まれ変わります。
また、トップページでは縦に長いページとして、ページの中盤にはヘッダービジュアルと同じリズムでもう1つ、新たな特集セクションを作成することができます。このセクションを活用することで、カテゴリごとの特集、またキャンペーン用にカテゴリを作成し、対象商品をそのカテゴリーに含ませ、特集セクションを組むことで様々な商品を印象的に取り上げることができます。

第2位 minimum

minimum-Responsive-Screen
テーマ「minimum」の詳細へ

minimumは最もシンプルで定番レイアウトで使いやすいテーマです。
これだけシンプルであればカスタムベースにも使え、またそのままでも驚くほど写真が良く見えます。

第3位 Hipster/Tokyo系

Hipster-Responsive-Screen
https://welthemes.com/themes/hipster/

tokyo_dark_Responsive
テーマ「Tokyo Dark」の詳細へ

これらは横幅いっぱいのスライダー、シンプルなナビゲーション、そしてサイドバーを持たないというという割り切ったレイアウトが特徴。

ショップの雰囲気自体も、また来店する顧客自体も分かりやすさよりむしろ洗練された雰囲気を好むようなイメージでデザインしています。

アパレル関連にかぎらず、トップで美しい写真を大きく使いたいショップには最適です。

最近のEC動向

BASEのような簡単に開設できるECサービスが人気なこともあり、小規模ECの作り方は大きく変わってきています。
WelthemesとしてはWelcartを第一にオススメしたいところではありますが、やはり手軽さを求めればBASEなどが一番だと感じます。特に決済システムの準備という部分で大きな違いがでます。

ただ、長期的に考えればやはり自前ショップの強みは出てきます。
簡単なサービスはその分手数料が大きく、商品数が多かったり、商品単価が高い場合、売上が上がれば上がるほど、利益を圧迫してしまいます。
それを考えれば最初から自前の決済システムを持ってしまうというのはすぐに大きな違いとなっていきます。
簡単なシステムでお店を始めたものの、すぐに規模が大きくなってしまい移転することになってしまったという方がいらっしゃいましたが、そうなるとやはり商品情報のエクスポート機能がないためにすべて手動でやり直す必要がありました。

また昔から言われることですが、カート画面まで独自ドメインで、同じサイトデザインで簡潔する、という潜在的なブランディング効果は今も大きいのかもしれません。

Welcartテーマのまとめ

Welthemesの他にもWelcartのテーマをダウンロードできるサイトがいくつかあります。この記事ではそれらをまとめています。

Welcart公式テーマ

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TEMPLEX

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[Welcart]デザインテーマSHOP

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WP-SITE.BIZ

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Welthemes(当サイト)

Novel-Responsive-Screen

既成テーマではなくオリジナルカスタマイズをする際も、「どのテーマをベースにするか」によって作業時間に大きな差が出てきます。

どうしても無料テーマにこだわってしまいがちですが、仮に上記の中で最も高価である8000円というテーマを利用したとしても、カスタマイズに何時間もかけることを考えればコストパフォーマンスは圧倒的に良さそうです。

いろいろなテーマを検討してより理想に近いものを探し見てください。

その他、テーマを配布されているサイトがあればぜひお知らせください!

Tips: Welcart商品登録のコツ

Welcartの「商品画像登録」について解説します。

商品画像のしくみ

Welcartでは、商品登録の画面でアップロードするということをしません。画像に関しては商品登録画面ではなく、WordPressとしての「メディア」という所で全てを管理します。つまり、別々の場所で登録し、商品コードとファイル名の一致により紐付けされ、画面に表示されます。

この特徴的な仕組みは聞いただけでは「分かりにくい」と感じる人が多いようですが、仕組みを理解してしまえば実は作業がとても楽ちんです。

1. 商品コードを決める

商品コードはここ

商品コードはここ


まず自分の商品全てには商品コードというものがあると思います。なくても自分で考えて付ければよいのです。
例えば「ジャンル頭文字+商品名頭文字」のように決め「AB001」とするなど。
要は全商品、そして将来的に増え得ていっても、規則的に命名でき、さらに商品コードが分かれば一瞬でその商品が出てこればよいのです。
上の画像の例はあまりよくありません(笑)。将来的に白くて鳥の形をした商品が出てくるかもしれないので。

2. 商品画像のファイル名を整理する

画像ファイル名を商品コードに合わせる。サブ画像は「-02」と連番にする。

画像ファイル名を商品コードに合わせる。サブ画像は「-02」と連番にする。


そしてその商品の画像ファイル名を「AB001.jpg」とします。
複数画像がある場合、サブ画像のファイル名を「AB001-02.jpg、AB001-03.jpg、AB001-04.jpg」とします。

この作業は面倒に思えますが、Photoshop等で画像処理する場合は、書き出し時にそのルールで命名するだけのことですし、パソコン上でそのようにファイル名整理しておけば後々の管理や検索がとても楽になります。

3. 一気にアップロード

screen 2013-06-19 at 11.46.00

画像ファイル名が整理できれば、あとは管理画面のメディア > 新規追加 にある「ここにファイルをドロップ」というエリアを開き、画像ファイルを全部選択してドーンと放り込むだけです。

もう何十枚の写真でも一瞬でアップロード完了し、登録された商品データと自動的に紐付けされ商品ページが出来上がります。

先に画像をアップしておくか、先に商品データを登録しておくか、はどっちでもよいと思います。先に画像がアップロードされていれば商品データ登録した瞬間に表示されるので分かりやすいかもしれませんね。

まとめ

普通に考えると「商品登録画面で画像もアップロードする」ものと思いがちなので、この仕組みに違和感を感じる方は多いかもしれません。

しかし「文字情報の入力」と「ファイルのアップロード」という作業をあえて別にして、しかも画像はWordPressの優秀なメディア管理機能に任せてしまうというのは、実はとても便利だと思います。

何と言っても、登録作業が非常に楽です。ファイル名整理した画像を「全選択してドラッグ・アンド・ドロップ」で一瞬で完了するのですから。
この辺りの動きだけであれば、Welcartのデフォルトテーマでも体験できるのでぜひお試し下さい。

公式サイトの解説はこちらです
http://www.welcart.com/documents/manual-2/%E5%95%86%E5%93%81%E7%94%BB%E5%83%8F%E7%99%BB%E9%8C%B2

ショッピングカートシステムの比較

ECサイトを構築するには、サーバインストール型のソフトウェアから、月額数百円で始められるASP型サービスまで沢山の選択肢があります。

デザインのカスタマイズ自由度が高ければ高いほど完成度は高くなりますが、当然開発コストもかかってきます。一方で安くすむサービスというのはデザイン面で縛りが多く「同じサービスを使っている他のサイトと同じような感じ」になりがちです。

Welcartのよい所としては、まずプラットフォームとなるWordpresssが他のどんなCMSよりも普及していて「カスタマイズ出来る人が多い」という点にあるのではないでしょうか。
専門的なプログラマーではなくても、デザインを専門にしているWebデザイナーでも、まったくWebのことが分からない人でも少し勉強するだけで立派なオリジナルサイトが作れてしまうほど簡単で使い易いシステムです。

そのWordpressに、プラグインとしてインストールした瞬間からショッピングカートシステムが出来上がってしまうのがWelcartです。

この組み合わせは、他のどんな選択肢よりも低コストで、オリジナリティの高いECサイトが作れるポテンシャルがあると言えるでしょう。

このテーマで、ASPなどコスト優先のシステムとの比較、そしてカスタマイズ性優先のサーバインストール型システムとの比較について、具体例を上げながら掘り下げて行きたいと思います。

Welcartとデフォルトテーマ

Welcartを検討してみて、「デザインがちょっと」と感じた人は少なくないはずです。
テーマなので好きないようにカスタマイズすることは不可能ではないものの、あまりに大変そう…。あるいは、デザイン性に敏感な方であればその第一印象だけで敬遠してしまう人も多いような気がします。

しかし、Welcartを知れば知るほどかなり使えるツールであることが分かってきます。テーマサンプルや事例でもっともっとおしゃれなサイトがあればもっともっと多くの人がWelcartに興味をもつことは間違いないと思います。

Welcartに限らず、カラーミーショップなどもサンプルテーマにあまり素敵なものはありません。なぜでしょうか?

ごちゃごちゃしたデザイン、小さな商品写真、周りにはメルマガ、検索フォーム、お勧め商品、ランキング、セール、店長の日記 …。

これはやはり、システムを提供している側としては用意しているいろんな機能が使えるということをアピールしなければいけないからではないでしょうか。

でも多くの人は「それがオンラインショップらしい」と思ってしまうのか、そのまま使ってしまい結果的に同じようなごちゃごちゃサイトが量産されてしまいます。

でも、その機能って本当に必要でしょうか?

自分が買い物をする立場になると、本当に見たいのは商品の写真が大きいく沢山載っていること、その商品についての説明がしっかりとしてあること。それ以外のものって、あってもいいかもしれないけれど、なくてもいいのです。無くてもいいものって、消しちゃったほうが一番大事なもの(商品)が浮き出てくるものです。

 

もちろん、スーパーのチラシのようにごちゃごちゃ感がお買い得感に、そして売り上げに繋がるという場合もあります。でもそちら方面の商材であれば楽天でやったほうがいいかもしれません。

オリジナルでショッピングサイトを持ちたい、と思っている方の多くはそうではないはずです。
ショップのブランドイメージ、商品の雰囲気、そういうものを主役として浮き出させるような、シンプルで美しいデザイン。
Welcartでも良いテンプレートから始めることで、簡単に実現することができます。